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公益社団法人 高知青年会議所
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理事長所信

(公社)高知青年会議所 2016年度理事長所信

第64代理事長 和泉 潤

はじめに

2010年7月、私はこの高知青年会議所に入会しました。入会動機は人脈づくりの為でありました。大多数がそうであったように、私も自分自身の為に入会したわけです。入会当初の私は他人の意見に耳を傾けず、受け入れる事をせず、譲らず認めない。自分の意見ばかりを押し通す。そんな若者でありました。多くの考え方や価値観に出会い、高い意識に触れることで、自分自身の事ばかりを考え、自己主張をしてきたのか、物事に対する考えが狭く浅はかだったか等、自分自身のスケールの小ささ、格好悪さに気付かされました。しかし、それによって自分の伸びしろに気付いたわけであります。成長したい、あんな大人になりたいと思うようになりました。
敬愛し、尊敬する先輩方や同士に出会い、青年会議所の目的、本質を理解し、この地域を本気で想うようになり、青年会議所が自分の人生に無くてはならない存在となりました。

最近の青年会議所

ここ数年で青年会議所メンバーが大きく入れ替わり、会員数も減少傾向にあります。在籍年数も3年未満で卒業される方が増え、青年会議所のルールばかりを覚え、この地域に貢献出来る青年に成長する事無く、卒業される方も多くおられます。これは人口減少や景気の問題だけではなく、青年会議所自体の存在意義の低下に伴っていると思います。
 私達の先輩方は青年会議所を卒業してからも地域のためにご活躍されている方が多くおられます。それは、現役時代に地域の事を想い、多くの議論を本気で戦わせ、互いに高めあってきたプロセスや結果が現在の活動に繋がっているわけです。
現在の私たちはどうでしょう。先輩方の残してきた功績を大事に思うがあまり、青年会議所という名前を守ろうとするがあまり、小さく纏まりすぎているのではないでしょうか。リスクヘッジばかりをして、風呂敷を広げることを恐れてはいないでしょうか。私たちは青年であります。勢いや行動力では先輩諸兄に負けてはなりません。私たちは青年会議所であります。英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を実現しなければなりません。失敗を恐れず、評価を恐れず、果敢に挑戦し、自らが光り輝く事で、青年会議所の魅力を増し、この地域を明るく照らす事に繋がると確信しております。

事業構築

これまで多くの事業やその構築に携わってきました。事業構築では、委員長や副委員長が率先して汗をかき、事業では担当する委員会メンバーが一丸となり汗をかく。あたりまえとなっている光景が幾度も繰り返されるのを見てきました。理事メンバーに多くの責任、担いが偏り、フォロワーメンバーには均等に役割が振られていません。委員会や理事会の内容も把握していない等の状況もしばしば見受けられます。また、出席義務のある定例会にも様々な理由を並べ、出席する努力をしないメンバーもいます。これを解決するのは委員会を代表する理事の手腕にかかっています。一年間を通じて委員会開催日程を決め、出席率の悪いメンバーには便利なツールだけに頼るのではなく、直接会って話をする等の出席を促す努力が必要だと考えます。そうする事で絆が生まれ、出席率の低いメンバーも委員会や定例会に出席しやすい環境になり、委員会全員で悩み、意見を出し合う事で、より素晴らしい事業へと繋がります。また、事業では担当委員会だけが動くのではなく、他の委員会にも担いを均等に割り振り、動いてもらう必要があります。事業への一般参加者たちからすれば、必死で動いているメンバーとそうでないメンバーに必ず違和感を覚えるはずです。加えて、理事会審議を通過した事業は全委員会に責任があり、他人事と捉えてしまってはその事業目的は達成出来るわけがございません。全委員会が一致団結し、高い意識で取り組む事で自分達が変わり、参加者に気付きを与える事が出来ると考えます。

スケジュール管理

これまで忙しい人ほど青年会議所活動に時間を多く使っている事に気付かされました。積極的に青年会議所活動をしている人は仕事や家庭を疎かにしているわけでもなく、全てのバランスを保っているように感じます。出来ていないメンバーの多くは出来ない理由を並べ、自分自身を納得させております。これでは、能力や見識が広がることはありません。出来ない言い訳をせず、先約を優先し、徹底したスケジュール管理をする事により、スケジュールのコントロールが出来るようになり、多くの事業を経験する事により、気付き、学び、自分自身の成長へと必ず繋がります。40歳までの限られた時間の中で精一杯飛躍するために多少の無理をしてでも各ファンクションへの参画をお願いします。

体力

文部科学省の調べでは昭和60年をピークに日本人の小学生の運動能力・体力が低下し、今現在は少し回復傾向にはあるものの、ピーク時と比べると低い水準で推移しているというデータがでております。特に高知県においてはこの水準が全国平均と比べ低くなっています。食生活の変化による体質変化や、携帯ゲーム等の遊び方の変化やその他、多岐にわたる要因が背景にはあるのではないかと思います。体力は,気力の源であり、人間の発達・成長を支え,充実した生活を送っていくために必要不可欠なものであります。すなわち「生きる力」の極めて重要な要素であります。将来を担う子どもたちの体力が低下していることは地域の力、日本の力をも低下させてしまうことになります。加えて、最近では互いに競わせない教育がおこなわれ、これに比例するように子供たちの競争心が低下しているようにも感じます。勝ち負けに拘らず、勝った時のステータスを知らず、負ける事に悔しさを覚えず育つ子供たちは大人になった時、現代の競争社会においてどのように生きていくのでしょうか。自らの実力を知り、目標に向かい、または勝つために努力をし、ライバル達と切磋琢磨することが個々の運動能力の底上げになり、将来この地域の力になると考えます。【覚悟と行動力を持った侍】郷土の誇りである坂本龍馬は、自由な発言は許されない時代に、命をかけて、志を掲げ、恐れず、怯まず、情熱を持って行動し、34歳という短い生涯にも関わらず、この国の歴史を大きく動かしました。現在に生きる私達は、多くの疑問に目を背け、問題には目をつむり、目の前で起こっている事に気付かないふりをしている様に感じます。ことなかれ主義で人生を歩む事を覚え、何かあれば自分以外の誰かのせいにし、時代のせいにする。いつの間にか、評論家や解説者になり不平不満ばかりをいう、知らず知らずのうちに誰かの足を引っ張る大人になってはいないでしょうか。我々青年会議所も組織の中では多くの理想を語り、熱い議論を交わし、この地域の事を語り活動しているが、この組織としての行動以外ではどうでしょうか。青年会議所という枠組みがなければ何も出来ない青年になっていないでしょうか。理想を理解していても行動しなければ知らないも同じであり、私たちの志である『明るく豊かな社会』は築けるわけがありません。全ての物事を主体的に捉え、全ての責任を自分自身の考え方や行動から導き出し、率先して行動しなければ自分も地域も変わる事は出来ません。青年会議所はこれからの地域や時代を担う、覚悟と行動力を持った真の侍たちを輩出していく場所でなければなりません。

青年会議所が掲げる『明るい豊かな社会の実現』。様々な考え方はあるかとは思いますが、私達の住む現代の日本は不幸な時代、国ではございません。当たり前に自由な発言が許され、多くの人が笑い、全てを取捨選択出来る、とても恵まれた時代であります。しかし、こんな時代、こんな国に自らの命を絶つ人たちや弱い者を虐める人、それを傍観する人。こんな人たちがあまりにも多いのではないでしょうか。手にしている幸せが見えず、豊かであることに気付かず、無いものばかりを数えてしまう。これは物の豊かさだけが大きくなり、心の豊かさが衰退してしまっている現象ではないでしょうか。本当の幸せとはお金や物といった目に見えるものではなく、愛や想いやり、自然を美しく尊いと感じる心や人との繋がりといった見えにくく、わかりづらいが誰でもすぐに手に入れる事が出来るものだと考えます。本来であれば誰もが平等に与えられ、感じる事の出来るものであります。 元来、足るを知り、他人を慮ることの出来る日本人。利他の精神に溢れ、困っている人には話しかけ、手を差し伸べる、誰かの支えになれる、目の前にある多くの幸せに気づき感謝出来る、そんな心の豊かな人間へと成長していくことが大事だと思います。

会員拡大

青年会議所活動とは、青年会議所のためにあらず、この地域の為にある。青年会議所のブランディングや面子の為に活動しているわけではありません。当然、これまでの64年の歴史があり、先輩方の残してこられた功績により現役の我々が行政や関係各所の皆様から認知され活動しやすくなっているのも事実であります。しかし、それらを大切にしてしまうがあまり、青年会議所というブランディングを傷つけまいとし、より深く意義のある事業構築が出来ていないのも事実であります。叱責を恐れ、青年会議所として本当の目的を見失っているようにも感じます。我々が本気でこの地域を変えようと思い、恐れずに行動出来たならば、この地域は必ず光り輝きます。問題定義を明確にし、妥協せずにその目的を達成する事業を実施する事で青年会議所に賛同してくれる企業や市民が増える事は間違いありません。また、この青年会議所に入会すれば、入会動機はどうであれ、誰しもが必ず地域を想い、地域やここに住み暮らす人々に貢献する事が出来ます。即ち、青年会議所メンバーが増えるという事は明るく豊かな社会に近づいていくという事になります。後は、一人でも多くのメンバーが会員拡大を理解し、それにどれだけ本気で取り組めるかであると考えます。加えて、退会者についても考えなくてはなりません。青年会議所活動をする事により、家庭や仕事に支障をきたし、精神的に追い込まれるようなメンバーが多くいるように感じます。他団体や会社での役職、夜の仕事、昼の仕事、共働き等、夫々の環境や事情により、実際に青年会議所活動が出来る時間は異なります。それらを理解し、メンバー同士が支えあいサポートする事で多くのメンバーが活動をしやすい環境づくりが出来ると考えます。私達はこの地域の為に集い、その活動を通して自らを磨き、多くのメンバーと濃密な時間を過ごす事で友情が芽生えます。出来ないメンバーを責める事や、放置する事は奉仕・修練・友情の三信条全てに背く事になり、大切な同志を失う事になり、明るく豊かな社会から遠ざかる事になります。メンバー同士で支えあい、厳しい中にも温かく成長を実感出来る青年会議所を創造していきたいと思います。

高知ブロック協議会協力

2016年度は(公社)高知青年会議所より(公社)日本青年会議所四国地区高知ブロック協議会へ小松雄一君を会長として、また多くのスタッフや役員も輩出いたします。当会議所としてもブロック協議会と密接な係わり合いを持ち、しっかりとサポートをしてまいります。また本年、当会議所は大きな3つの事業を検討しており、高知ブロック協議会にも協力していただき高知県の他6LOMの協力を仰いでいきたいと思っております。高知県(ブロック)高知市(LOM)が連携をとり、互いに支え、利用しあう事で、高知県全体に波及する効果が生まれると確信します。

結びに・太陽

現在、私達の生きるこの時代は多くの先人たちが創り上げてきた時代であります。これからの未来は我々青年世代が創っていかなければなりません。また、そのバトンを次世代にも引き継ぎ育てる必要もあります。エネルギーに溢れた太陽のごとく、情熱をもって熱く、自らが光り輝き、この時代、未来、地域と子供たちを明るく照らしていく。気概と覚悟を持ったjayceeになることを誓います。