高知青年会議所は本年、危機を迎えております。近年の顕著なメンバー数の減少によって、これまでの当会議所の体制が維持できなくなってきつつあります。そして、本年は10名を超えるメンバーが卒業を控えており、期首会員数が50名を切るか切らないかという所まで来ております。

青年会議所を一言で表すと「求めれば社会的に必要な学びが全て得られる」ところにあると考えます。また、学ぶための仕組みが最も整えられている場所が青年会議所だと断言できます。しかしながら、周囲からは「今の高知JCはよくない、今の高知JCには入れたくない」という言葉を非常に多く聞きます。原因は多岐に渡ると考えておりますが、今いちど原点に立ち返り、全員一丸となって会員拡大に取り組みます。

１つ目に「志を求めた会員拡大」に取り組みます。近年、メンバー数は減少しておりますが、原因は退会者数が多いからです。さらに深堀すると、そもそも活動する気のなかったメンバーであることや、思っていた所と違う、目先の利益にならない等というメンバーがほとんどでした。しっかりと入会してもらう側の我々自身も、青年会議所がどういった所かを説明できるメンバーを増やすとともに、志を同じくできるメンバーを増やしていくことが大事であると考えます。

２つ目に「不易流行のブランディング」です。時代の変化によって私たち自身の生活様式も変わってきましたが、青年会議所という組織の良さはどの時代でも変わらぬものもあります。そして、高知青年会議所の良さや、学びは今も諸先輩方より脈々と受け継がれています。技術の進化により、良いものは受け入れて活用して行けば良いですが、青年会議所の本質をメンバーにしっかり伝え、地域のリーダーとなる人財を育成します。また、誰もが学べる定例会、新入会員の入会費・年会費無償化、特定業種の入会制限など、対内から対外へと様々な改革に取り組みます。そして、最終的な会員数もブランディングへと繋がっていくと考えます。

最後に、私は入会からずっと走り続けて参りましたが、本年が卒業年度となります。理事長職をはじめ、この高知青年会議所で多くの経験を得ることができました。その全てを「高知青年会議所　V作戦」と題し、2024年度の会員拡大で敢行して参りたいと思います。

立てよ高知Jaycee！！