【はじめに】

このたび、入会2年目の若輩者ですが高知青年会議所の活動根幹となる職をお預かりさせていただくこととなり、非常に身の引き締まる思いです。

私が当会議所に入会を決めた理由は、2022年度高知ブロック協議会高知大会に来場された方に対し、一丸となって最高のおもてなしをしている高知青年会議所のメンバーを目の当たりにしたからです。悪天候のなか駆け回り、声を上げ、来場者を笑顔で案内しているメンバーの姿は、当時の私にとって輝かしく、とても熱く心に響きました。私もこの人たちとともに高知を盛り上げたい、明るく元気な街にしたい、そう思い2023年度入会に至ります。

本年度の総務・市民憲章委員会委員長として、多くの先輩方が築き上げた歴史を受け継ぎ、新たな歴史を刻んでいくよう、全力で取り組んで参ります。

【総務】

当委員会が設えを担当する総会は、事業報告、予算計画、新しい役員の選出等、その年の活動計画や成果について話し合い承認し、組織の方針決定をしています。また、定例会は、事業の進捗報告をはじめ、異業種のメンバーが集まりワークショップやディスカッションが行われることでメンバーのスキル向上や相互支援の関係を築くきっかけになり、メンバー間のコミュニケーションを促進するための重要な場となっています。そして当会議所の理念の共有及び知識を身につける場でもあります。

しかし、青年会議所の理念が集約されているJCI Creed ･ JCI Mission ･ JCI Vision ・ JC 宣言文・綱領について、残念ながら出席者全員が自信を持ってしっかりと唱和できているとは言えません。それはひとえにそれぞれの理念が⼗分に理解されていないことが⼤きな要因のひとつだと考えます。

当会議所の理念及び知識をメンバーに定着させるため、設えに不備のない総会及び定例会が大前提となります。JCプロトコルに準じた定例会を円滑に行うことが、メンバーの儀礼を重んじる意識を醸成させることにも繋がると信じています。そして、『伝えるではなく伝わる』設えを表現することで、人が集まる組織への土台づくりを行って参ります。

【市民憲章】

昭和42年、まちづくりの基本的な規律や目標を定め、互いに協力し努力していこうという市民憲章運動が当会議所を中心に提唱されたことから始まりました。56年という歳月を市民の皆様とともに歩んできた市民憲章は、さらに豊かで明るい市民生活を築き上げることを願った当会議所と市民の皆様との想いの繋がりであり、未来永劫必要な運動だと思います。

私は2023年度の所属委員会において、様々な市民憲章運動に関わらせていただきました。なかでも印象的だったのはよさこい祭りです。市民憲章よさこい踊り子隊は唯一人数無制限のチームであり、追手筋や帯屋町アーケードが見渡す限りの踊り子で埋め尽くす圧倒的な光景は、地域に受け入れられた運動の証であると実感いたしました。この魅力と想いを地域に広く発信浸透させ、次世代に繋げていくことこそが当委員会の役目です。

これからも高知市民憲章推進協議会と市民の皆様とともに、高知を明るく豊かにする運動を推進して参ります。

【結びに】

当委員会は、当会議所の縁の下の力持ちである総務と市民憲章運動を通して多くの成長の機会を与えます。集まってくれたメンバー一人ひとりが『入会して本当に良かった』と思えるよう、実りのある一年になるよう、精一杯責務を全うさせていただきます。

地域の未来を明るく豊かにするためには我々青年の想いと行動が必要不可欠です。

大好きな高知をみんなで盛り上げていきましょう！！