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活動報告

Activity Report

8月度定例会 「多様な人財が活躍する高知に 〜見えない障碍への気づき〜」

 2023年8月16日(水)にザクラウンパレス新阪急高知にて、8月度定例会「多様な人財が活躍する高知に 〜見えない障碍への気づき〜」が行われました。今回の定例会はたくさんの人に聞いて欲しいと言う想いで対外の参加を募り、JCメンバー以外の方とも一緒に学び合う充実した時間を過ごす事ができました。

 冒頭では、パラリンピックに出場された小松沙季さんによるスピーチが行われ「ハンデの有無に関係なく、全ての人が生きやすい社会に変えていきたい」と熱く語っていただきました。

 続いて高知市社会福祉協議会の矢野様より、障碍の基礎知識について講義をいただきました。高知県全体の約7%の方が障害者手帳を持っていたり難病を抱えているという話があり、障碍は身近なものと感じました。

 次に、実際に聴覚障碍をお持ちである、高知県聴覚障害者協会の竹島会長と藤田理事から講義をいただきました。現在、言語には「音声言語」と「手話言語」がありますが、「手話言語」が国際的な条約で認められたのは2006年。全く知らない言語で話しかけられると困るように、音が聞こえない方にとって「音声言語」はとても難しいもの。一方で、「手話言語」は自然に身につけることができる言語です。聴覚障碍の方たちが過ごしやすいように、手話言語に対する理解と普及が必要と感じました。

 最後に、身振りだけでお題を伝える伝言ゲームを行いました。不正解のチームは苦いせんぶり茶を飲む罰ゲームもあったことから、参加者は真剣に取り組み、大いに盛り上がりました。ゲームを通して声を出さずに相手に伝えることの難しさを体感し「聞こえないこと」についての理解がさらに深まりました。

 質疑応答の際、受講者が簡単な手話で御礼を伝えると、講師の皆さまから「若い情熱を持った青年会議所の皆様が障碍に理解を深めて下さってとても嬉しいです。」と感謝の言葉も頂きました。また、講師の皆様が質問者に対し、大きく頷いたりわかり易い表情でお話しをする姿にも深く感動し、普段の自分にももっと表現できる事があるのでは無いか、と学びになりました。